2024.09.17 – 09.20 タイ出張報告
― SKYNET Phimai観測所編 ―
สวัสดี! ฉันชื่อโนโมโตะ เป็นนักเขียนในห้องทดลองอิริเอะ (こんにちは!入江研ライターの野本です。) (全然読めないので、タイ語はここまでにします…。) 今回は入江先生とM1押見くんと3人で、タイ出張をしました!この出張の目的は、ピマイにあるSKYNET観測所で、
① 観測機のメンテナンスをすること
② 新しい観測機を設置すること
です。本記事では、そこで行った内容をまとめました。また、番外編として余った時間で観光した場所も別記事で紹介しております。ぜひご覧ください!
【09.17 タイ出張1日目】
・出国 (HND 1:20 → BKK 現地時間5:50)
・初日は晴れ。この1週間の天気予報は雨や曇りだったので、初日から見事に外れてくれてラッキー!バンコクに着いたら、本出張で現地ガイドをしてくださるヴィジャクさんとクンさんがピマイまで車で連れて行ってくれました。バンコクからピマイまで車で5時間ほどかかります。日本でいうと、高速道路を使って東京駅から新潟駅まで車で走るイメージです (結構遠い!)
・SKYNET Phimai観測所に到着!作業開始!(12:40~18:10)
① 観測機のメンテナンス
観測機は定期的なメンテナンスが必要です。自然界にさらされている以上、自然災害や生物による影響を受けます。例えば雷が近くに落ちて停電した、カラスに突かれて傷付いたなどなど…観測はこういった外的要因を極力取り除く必要があるため、メンテナンスは大切です。今回はスカイラジオメーターとスカイビューをメンテナンスしました!
スカイラジオメーターでは、汚れた部分を掃除したり、
観測部分に張った蜘蛛の巣を取り除いたり…
スカイビューでは結露した水滴を取り除きました!
② 新しい観測機の設置
結論から言いますと、これが一番大変で難航しました。1年前の記事(https://irie-lab.jp/nies_terao/)でも書きましたが、「観測をする」ということは、ただデータを見て解析をすれば良いというものではありません。その機材を設置する場所や設置する期間を決めて設置、そして連続観測ができるように定期的なメンテナンスをするなどなど…データを得るために色々準備することや作業することを考慮しなくてはいけません。それが観測することの難しさでもあり、面白さでもあります。今回設置するのはMaxiMet (https://www.prede.com/maximet.html) という、風向風速や気温、降水量などを観測する機器です。設置場所を入江先生と決めた後、降り注ぐ太陽光で暑い中、方角と水平角の微調整などを僕と押見くんで何時間も作業しました。しかし残念ながら日が暮れてしまったため、この日では設置が終わらずに撤収…
【09.18 タイ出張2日目】
・昨日のリベンジなるか!? 観測所に到着&作業開始!(10:00~15:00)
2日目は曇り。サイコーに設置日和でした。太陽が雲に隠れていたおかげで暑さに耐えることが出来ました。今日もラッキー!!
2日目も設置作業に4時間ほど掛かりました。昨日の反省点を挙げ、それを改善しながら水平垂直を合わせていき…さらには途中で暑い日差しが出てきたと思ったら、今度は急に雨が降ったりと、とても大変でした。そして激闘の末、無事に設置できた瞬間は達成感でいっぱいでした!
観測データは、こうした手間が掛かる作業によって成り立っているのだと理解することができました。指導教員の入江先生、一緒に作業をしてくれた押見くん、そして本出張で案内をしてくださったヴィジャクさんとクンさんに感謝します。ありがとうございました!(IRIE LAB MAGAZINE タイ出張 - に続く…!)
MaxiMet GMX600 @Phimai | A-SKY (irie-lab.jp)
Phimai (Thailand) | Data | A-SKY (irie-lab.jp)