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産官学連携 研究

気象庁とのスーパーコンピュータ「富岳」を活用した線状降水帯の予測精度向上に向けた新たな学官連携の取組について-令和6年度第1回打ち合わせ-@CEReS

 

こんにちは、入江研究室B4の横田海人ラヒムです。
先日、9月6日に行われた気象庁さんとの共同研究に関する打ち合わせの様子と私自身が感じたことなどについて共有させていただければと思います。

本研究では、線状降水帯等の集中豪雨の予測精度向上のため、大気中上層の水蒸気に感度のある晴天放射輝度データ(以下、CSRデータと呼びます)を適切に数値予報モデルに反映させることを目標にしています。
そのために、まずは3月下旬に行われた前回の打ち合わせ以降、CSRデータについてそのキャラクタリゼーションを空間分布の観点から行うことを進めており、私は春からCSRデータのハンドリング、さらに地表面の違い、気象条件の違いによってどのような特徴が得られるかについて入江先生をはじめ、M1の溝渕さんなど先輩方のご協力のもと調べさせていただいています。
前回打ち合わせでは、未知の専門用語が飛び交い、議題全体の1から2割ほどしか理解出来ませんでしたが、今回の打ち合わせではこれまで色々と勉強してきたおかげで6から7割ほどの理解ができました。理解度をさらに上げられるよう、勉強を継続していきます!
打ち合わせ当日の進み方としては、気象庁・千葉大学の順に進捗を報告し、最後に気象庁の方々と先生方を中心に今後の方針を議論していきました。
私の役割としては、千葉大側の進捗として春から調べてきたことをスライドで発表することでした。ご質問を頂き、さらに図の作り方などアドバイスをもらうことができ、緊張はしましたが有意義な時間が過ごせました。

↑ 発表スライドの一部

打ち合わせには、同期であるB4の大塚くんも同席していました。彼は、大学院の研究においてCSRデータの同化を扱うことをアイデアとしているので、私が卒業研究なりにCSRデータの特徴を把握してバトンを渡せるよう研究を進めていきたいと思っています。

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