Research

研究

The Observatory for Atmospheric Research at Phimai

バンコクから北東約270 km離れたピマイ郡にある観測サイト。千葉大学・国立環境研究所・京都大学などが中心となり、タイのチュラロンコン大学や王立雨量農業航空局(BRRAA; Bureau of Royal Rainmaking and Agricultural Aviation)の支援の下、維持管理がなされています。ピマイ観測サイトが位置するインドシナ半島では乾季の10月~5月にかけてバイオマス燃焼が活発となり、黒色炭素や有機炭素などの炭素性エアロゾルが大量に排出されます。一方で、モンスーンによってインドシナ半島北東に位置する中国南部から大気汚染物質が輸送されます。このように、ピマイ観測サイトはバイオマス燃焼と人間活動の両方の影響を観測可能な重要なサイトとなっています。

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