高精度のブラックカーボン連続測定装置。大気中のブラックカーボンを熱抽出して連続的にフィルタ上に捕集し、光吸収量の変化をフォトダイオードで検出し、濃度を測定します。本装置は加熱抽出部と捕集・検出部から構成されています。加熱抽出部でサンプル大気を加熱した後、誤差要因となる干渉成分(散乱性エアロゾル)を除去してブラックカーボンを抽出し、捕集・検出部で捕集されたブラックカーボンの光吸収率をリアルタイムに測定し、質量吸収係数を用いてブラックカーボン濃度を求めます。東京大学でCOSMOS(Continuous Soot Monitoring System)として開発された高精度のブラックカーボン連続測定装置であり、現在は日本カノマックス株式会社においてブラックカーボンモニター(BCM) Model 3130として販売されています。