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MAX-DOAS観測機器の更新作業を実施しました(つくば・気象研究所)

こんにちは!修士2年の溝渕です。

2025年6月2日、国際リモートセンシングネットワーク・A-SKYのつくばサイトとして、気象庁気象研究所屋上に設置されていたMAX-DOAS観測機器の更新作業を行いました。作業は入江先生、博士課程1年の神谷さんとともに実施しました。

私自身、気象研究所には訪れたことがあったものの、屋上で作業するのは初めてで、貴重な経験となりました。

これまで設置されていたMAX-DOASは2006年に設置され、約18年にわたり風雨にさらされながらデータを取得し続けてくれていました。まずは長年にわたり観測を支えてくれていた旧MAX-DOASに、心からの感謝を伝えたいと思います。

現地では、MAX-DOASのリプレースを身をもって経験することで、観測の“現場”を肌で感じることができました。

今回の作業では、観測装置本体に加えて、コンピュータ等も新調しました。

光ファイバーや電源を通し、新しいMAX-DOASが立ち上がった瞬間には、感動すら覚えました。テスト観測も無事に完了し、現在は新体制での観測が順調に進んでいます。

今回の経験を通して、普段は忘れてしまいがちな「現場」の重要性を実感することができました。

これからも現場の空気を肌で感じながら、観測データの重みとともによりよい研究を進めていきたいと思います。


私の研究では、データの解析を中心としています。データはどこからでも取得できますが、それらのデータはこのような観測機器から取得しています。観測機器の設置場所やその方法、メンテナンスなど、多くの要因を考慮しながら設置されているのだと感じました。(D1 神谷 義一)

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