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地上リモートセンシング観測機器を複合利用して得られたエアロゾル光学特性とPM2.5およびブラックカーボンの質量濃度との関係
PM2.5やブラックカーボンに代表されるエアロゾル粒子は地球の放射収支に影響を与えており、地球温暖化予測に不確実性をもたらしています。不確実性の低減に向けて観測地点の増加が求められていますが、世界的な傾向を判断するために適した観測は依然として限られいます。
本研究では、地上リモートセンシングであるスカイラジオメータとMAX-DOAS(HPの観測装置を参照)の同時観測を行い、以下の2つのパラメータを導出しました。
fAOD(高度1 km圏内における微小粒子のエアロゾル光学的深さ)
fAAOD(高度1 km圏内における微小粒子の光吸収性エアロゾル光学的深さ)
これらの新たなパラメータはそれぞれPM2.5質量濃度とfAOD、ブラックカーボン質量濃度とfAAODの関係において直線的な正の相関関係を示していました。千葉と福江の観測データを用いて、fAODとfAAODの更なる評価を試みています。
MAX-DOASとスカイラジオメータは、オンサイトの校正が可能であり、リモートセンシング技術によって空間代表性が高いエアロゾル情報を提供できます。よってfAODとfAAODは、従来のPM2.5計などよりも、優れた費用対効果をもつ新たなモニタリング指標としての活躍が期待されます。